老眼とともに顔のシワが気になり始めた今日この頃ですが、この「シワ」、レッスンを成功に導く一つのヒントになります。
ヨガなどのレッスンで失敗に終わるひとつのパターンがクライアントがどのように動いているのか評価しないで、淡々とポーズの説明をしてしまうというもの。
「それはわかってるけど、動作を評価するの苦手なのよねー」という方も多いのでは?
YOGA MOVE®では最終的なポーズに至るまでの過程を重視しているわけですが、シワ観るとどのように体を動かしてきたか、あるいは普段どのように体を使っているか想像することができます。
当たり前のことですが、シワはほかの部分に比べてよく動いているところにできます。
ザックリ言えばそこは動きすぎている部分ということになります。
ヨガで体を痛めてしまうのは、固まっているところよりも、むしろ動きすぎているところです。
わかりやすいところでは首の後ろのシワ。
そのシワどこに入っていますか?そして、どのタイミングで入りますか?
正しい位置に背骨が並んでいれば、あまり深いシワはないはずなのですが、よく見られるのが第5頸椎あたり。
そのシワの下の頸椎が前下方に落ちて(屈曲して)いる可能性が高いです。
シワができるのはその上の頸椎が過度に伸展するから。
で、だいたいそういう人は頭が前方突出していて、頸椎の上部にも深いシワが入っています。
そして体を伸展させるとき、首の一番上の方だけをカクンと曲げるようなクセを持っています。
屈曲させるときにも首だけ伸展が残ります。
他にも左右でシワの入り方が違ったり、まっすぐ入るべきところがななめになっていたり。
そして、皮膚だけでなく服のシワの入り方も要チェックです。
ニューヨークの全裸ヨガでもない限りみなさん服を着てヨガをしますよね。
服のシワは皮膚のシワよりももっと広い範囲でのエラーを探すのに適しています。脇の下から反対のおしりに向かってのシワなどで体幹部がどのように捻れているのか想像できます。
というようにシワは動作を評価するときの重要な指標になりますから、よーく観察してみてください。
ー【YOGA MOVE®】杉山匡人ー
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