世の中に数多あるヨガの流派。
その中でなぜ私がYOGA MOVE®の起ち上げに関わり、今こうしてみなさんに広め歩いているのか?
今日は私がYOGA MOVE®に出会ったときのお話しです。
何を隠そう、私はヨガが嫌いでした。
いえ、大嫌いでした。
理論的にどうだとかエビデンスがどうとかそんなことではありません。
様々な体験レッスンやセミナーなどに参加し、実際に体を動かしてみて感じたのです。
声に従ってやればやるほど苦しくなって動きがおかしくなる、全然気持ち良くないと。
ヨガアレルギーになった私は、それからヨガに近づくことがなくなりました。
しかし数年後、私は大きな衝撃を受けることになります。
スポーツ系専門学校で学生対象イベントを主催していた私は、プログラム調整をする中で「ヨガをやってみない?」という提案を受けました。
「ヨガかぁ・・・。」と内心拒絶反応を起こしていましたが、学生に多様な体験をさせるためと割り切ってお願いしたのです。
飛行機での長時間移動後、すぐにレッスンは始まりました。
私は部屋の隅で学生と共に動き始めました。
が、何かが違うのです。
「ん、何これ?」
「体かたまってるはずなのに、めっちゃ動けるやん!!」
「気持ちいい~」
今まで抱いていたヨガのイメージがポロポロ剥がれ落ちていきます。
レッスンが終わる頃にはもうヨガの虜になっていました。
そして、疑問が湧いてきます。
「何が今までのヨガと違ったんだ?」
「ポーズ一つ一つの形は他の流派と極端に大きな違いはない。」
「確かに動き続けることで得られる効果は大きい。でもそれだけか?」
考えた挙句、ひとつの結論に至ります。
「動きを導いてくれる指導の質が違うのだ!!」と。
そして気付いたのです。
「私はヨガが嫌いなんじゃない、心地よい動きを邪魔するキューイングが嫌いなんだ。」
これが私とYOGA MOVE®、そして創始者「亜弥」との出会いでした。
この心地良く体を動かすためのメソッドがなんとか世に広まらないものかなと感じていましたが、当時は私も学校の仕事が忙しく、今こうして陽の目を見るまでにもう数年の時間が必要となってしまいました。
先日YOGA MOVE®Basic Elementの認定を受けたインストラクターさんが、施設でピラティスレッスンの指導チェックを受けたそうです。
あまりの質の変化に「何をやったんですか?」と施設側から聞かれたとのこと。
そして、こう答えたのです。「ヨガムーヴですよ。」
もちろんピラティスの勉強もたくさんされたでしょう。
しかし、どんな最新理論のメソッドも、それが相手に伝わらなければ何の意味もありません。
歴史のあるボディーワークも、心地良くなければ続けてもらうことはできません。
あなたは知識を詰め込むだけの頭でっかちなインストラクター、トレーナーになっていませんか?
あなたの知的好奇心を満たすために勉強をしているのならそれで結構ですが、お客様のため、レッスンの質を上げるためであれば「伝える力」が絶対必要です。
あなたの声かけひとつで苦手なワークにも最高のレッスンにも変わりますよ。
ー【YOGA MOVE®】杉山匡人ー
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